写真の魚は当店で飼育している琵琶湖オオナマズです、 今年で飼育開始から約20年が過ぎました。最近今年のベビーの販売が始まりましたが、でも20年前は、べビー での入手など夢物語でした。当時この魚を入手するには(関東地方での話しですが)日淡(日本淡水魚の事)に強 いお店に頼んで置いても、入手するまでに数年かかり、小さくても20cm位の個体でしたし、価格も約5万円位して いましたので何度、梅雨時期の産卵時に合わせて、琵琶湖に行って見ようと考えた事か・・・。 この頃には、興味の有りました熱帯魚の殆どは飼育経験済みで、日淡にはまっていた為、日本産淡水魚保護協 会にも加入していまして、毎年、機関紙が発行されるのを楽しみにしていた時期でした。 でもなぜ琵琶湖オオナマズなのかと言いますと、日本固有種と大型魚に興味を持っていた為でした。琵琶湖オオ ナマズ・イトウ・アカメ(この魚にも、溢れる程の思いでが有ります。)を揃えて自宅の水槽に泳がせる事を夢見てい ました。 すいません、この調子で書いていますと、段々、マニアの人にしか理解して頂けない世界に突入していきますの で、止めて置きます。 私の知る限り、既に、23年間は生きている個体ですので、あと何年、頑張ってくれることやら・・・。 2009/3/25日 今回紹介した琵琶湖オオナマズなのですが、残念ながら先月の20日に死んでしまいました。当店の主は少なくと も24年間は生きた事に成ります。 最後の頃は、餌を与えても消化出来ない様になり、特に大きい餌などを食べると吐くようになりましてだんだんと痩 せて来ました。このような事は今まで一度も無かった症状でも有り ソロソロ かと覚悟はしていましたが。 今さらですが、去年、「最後は琵琶湖で」と琵琶湖放流計画も考えていました。それと、これは自分自身がナマズ の事を気にしていたからだとは思いますが、店に来て死んでるのを確認した日の朝、琵琶湖でオオナマズを採集 している夢を見ました・・・。 コラム紹介後、愛好家の方に、ご連絡頂いたりしましたので、ご報告させて頂きました。
コラム番外編 第1回 20年目の琵琶湖オオナマズ