飼育に関して

ディスカスを鑑賞する上で最も気に成る点は、この先も永遠に 体形(サイズも含む)と体色(柄も含む)の2点しか無いと考えています。

体形と大きさは、血統的な影響ももちろん受けますが、飼育法の差による影響の方が大きいのでは無いでしょうか?
例えば1日2回の餌やりの方と4回の方では当然、結果は違って来ます。
1回でも餌の回数と量の多い方の魚がサイズで大きく勝るのは当然ですし、体形的にも優れます。

成魚で輸入されて来ます原種は、改良品種の様に、成魚時の体形やサイズに置いてバラつきが有りませんよね。これは飼育法(特に餌の回数と量)の差が関与しないからですよね。(既に選別済みで有るにせよ ですよ)

自分の魚と比較して大きくて素晴らしく、評価の高い魚を飼育している方達は、自営業・主婦・家の方が協力的な人達が多い事に気が付きませんか?
これって何が一番違って来るかと言いますと 餌の回数と量 ですよね。普通は、水換えは協力してくれませんし、新水を飲んで大きく成る訳じゃないですしね。(細かい話は抜きにして)

大きく成らず悩まれている方って基本中の基本の適正な 餌の回数と量 に悩まず二の次、三の次のたぶん永遠に答えの見つからないピントのズレた所で悩まれている様に思います。
例えば、大して餌も与えてないのに(適正量を勘違いしている)やたら水質ばかり気にしていて無駄な水換えで、労力と時間を浪費している等。

ただ、血統的に大きく成れず小ぶりでまとまってしまう品種も事実、存在します。特に○の○に多い様に思います。
これは飼育レベルの差を考慮しても存在すると言う事です。
序に、よく親が小さいと子供も小さいとか言われたりしていますが、これは、それなりの飼育レベルの高い方が飼育しても大きく出来ない魚の話しで有って、少量の餌しか与えず、当然の結果として小ぶりの親にしか成れなかった魚の話しと混同しないで下さいね。この場合は当然、親が小さくても子供は大きく育ちますので。

体形に関しては、部位によって、餌やりだけでは修正出来ない親魚の遺伝的に持っている特徴も当然、現れやすいのですが、この点は、残念ながら飼育レベルでの修正は難しいです。(種親の選択等で修正を図る)

プロアマ問わず、飼育レベルの高い方達は、品種による体形的特徴の出にくい幼魚時とは言え体形を同じ様に仕上げていると思っていませんでしたか?

これも決め手は、餌の回数と量 です。

各品種の稚魚の飼育スタート時の体形がほぼ一緒なのに成魚時の体形に差が出た場合は、個体毎に実際に食べた餌の量の違いと各品種毎の体形の固定率の違いだと思います。当然、クロス物ほど安定しずらい傾向に有ります。

当店でも体形の良い稚魚を買われたお客様より劣っていた稚魚を買われたお客様のが与える餌の量が多かった為に、完成時に体形・大きさ共に逆転させてしまうなどはよく有る事です。


以上の事から、誤解を恐れず大胆に敢えて書きますが、

優良魚に育て上げるには、適正な 餌の回数と量 これが全てではないでしょうか?

稚魚からのスタートで有れば有るほど、優良魚に育て上げているお客様達は、それぞれの工夫と大切な時間と労力とお金をかけていると言う事です。

現在飼育中のディスカス達(成魚も含め)、餌の回数と量 を見直す事で、まだまだ良魚に変身させられると思いますので諦めず可能な限り試して見て下さい。

注:だからと言って、ただ餌を放り込み確実に食べているかの確認もせず水に溶けて無くなったのを食べていると勘違いしたり、コケ取りプレコばかりが、最近やたら大きく成ったとかの笑えない話しは、要りませんので。

工夫して頂きたい事は、
例えば、留守の時は、普段から人口フードにも馴らして置いて、フードタイマーで餌やりの回数を稼ぐとかの話しですから。


残念ながら私の一番の拘り処の体色に関しては、ほぼ血統で決定してしまい、赤系の増色用の使用とかは別として餌の種類等の影響はまず関係有りませし、飼育法も、常識の範囲レベルでの環境下でしたら、ほぼ無関係です。体形の仕上がりに関係無く各レベル毎のは出ると言う事です。
飼育の仕方で、体形は、いくらでも崩させてしまいますが、体色は、実力以上にも実力以下にもまず成らないと言う事です。

購入時の血統選びで全てが決まってしまうのです。だから当店のディスカスを購入して頂きたいのです。(笑)美しい色彩に拘る方は、累代いくつとか純血とか以上に、現在でも、アベレージで安定して美しい色彩を維持している血統かどうかが一番重要なポイントの筈です。

PS:
お客様には、趣味ですので楽しんで貰いたい気持ちしか有りませんし、ストレス無く飼育して頂きたいのですが、ストレスを増やしてしまう事にもぶっかったりしますので う〜ん 難しいですね。
ただ、枝葉末節にとらわれて大局を見失っている事に気が付けば、逆に手抜き出来る部分も見えて来る筈なのですが・・・。
今回は、思い付いたまま伝えたい事を書きましたので、文章的に繋がらない所も有りますので、ご勘弁を。
これ以上、詳細に書きますと更に長く成るので止めましたので、後は連絡下さい。
誤解なく伝わるかが心配ですが・・餌の量が増える事に付随して増える水換えの回数・量等の調整は、飼育数の調整・ケースのサイズアップ等でも可能です。

それと、雌雄の差による 体形・サイズ・体色に付いては、考慮する必要が有りますので。

少しでも飼育のヒントにして頂けたら幸いです。^^

それと、日頃お世話に成っています常連の方が 最強の青備え と言う飼育記録的なブログを始めて下さいましたので、当店のアズーリ(オリジナルコバルト)旧AJ×アズーリ(オリジナルコバルト)を飼育頂いています方は、是非、参考にして下さいと言いたいとこなのですが・・、成長させるのがとにかく早過ぎる方なので参考に成らないかも(笑)

さらに、近日中に、アズーリ(オリジナルコバルト)の稚魚を販売させて頂きますので、宜しくお願い致します。<(_ _)>


                                                             
2010年11月10日 アクアプロショップ代表 久島一男
1980.4月号のアクアライフに掲載されたオヤニラミの私の絵です。(笑)小2で父の影響でピラニアを飼ったのが全ての始りです。約41年前くらいですか〜。
どれだけ魚が好きなんだか分かって頂けます?(笑)
アズーリ(販売済)
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 コラム 第12回 お気付きでない方の為に・・・